鷹巣駅から乗った列車は阿仁合行きだった。
阿仁合駅では角館行きの急行「もりよし1号」に乗り換えになる。
急行「もりよし」に使用されるのは、AN8900形気動車。
編成によりデザインが違う。
一番前は展望席になっている。
そして車両の中央にはサロン席まである。
一番前もサロン席も空いていたので、観光客は少なく、地元の乗客の比率が高いのだろう。
6分ほどの乗り換え時間で、阿仁合駅を発車した。
普通列車はワンマン運転だったが、
急行「もりよし」には運転士の他、女性車掌と年配男性の観光アテンダントも乗っていた。
車掌は車掌業務の合間に車内販売までこなす。
観光アテンダントはパンフレットを配り、所々でアナウンスをする。
列車は大又川橋梁を渡る。
橋の上ではかなりスピードを落とす。
そして秋田県最長の鉄道トンネルの十二段トンネルへ入る。
降車時には観光アテンダントが各席を回って挨拶をしていた。
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