日曜日。
自室のベッドから窓の外を見ると、天気がとてもよい。
仕事の日はいつまでも寝ていたいと思うのに、今日はしっかりと目が覚めてしまった。
ということで、どこかへ出かけよう。
急に思い立った旅なので、何も用意をしていない。
久しぶりに飯田線へ行ってみよう。
この夏から運転が開始された「そよ風トレイン117」の運転日でもある。
豊橋駅のみどりの窓口で空席状況を訊ねると、まだ十分に空席があるようだ。
8時58分の出発時刻の10分ほど前に豊橋駅1番線に入線。
一番の目玉は2号車の「ウィンディスペース」。
他の3両は117系東海色のままなのに、この車両だけは塗り替えられている。
さっそく車内へ。
木製ベンチが窓のほうへ向けて並んでいる。
窓が開いていて、風が通るようになっている。
そしてドアまで開けたまま走行するのだ。
1・3・4号車が通常の客室になっている。
転換クロスシート3脚分が1ボックスになっていて、真ん中の席の背もたれを外してテーブルを設置している。
車内を探検しているうちに、8時58分定刻に発車。
車内では飯田線の概要のアナウンスがあるくらいで、特にイベントは無い。
目玉の「ウィンディスペース」も空席が多い。
そして湯谷温泉駅を出ると、残りの乗客は鉄ちゃんの乗り試し客だけになってしまった。
また乗りたくなるイベントでもあればよいと感じた。
終点の中部天竜駅到着。
歓迎の看板も設置されていた。
ほとんどの乗客は駅から離れずにぼんやりとしている。
「そよ風トレイン117」も側線に入り、折り返しの時間を待っていた。
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